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シビルの部屋

「シビルの部屋」
(1976/フランス/NEA)


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むか~し、たしかテレビの深夜映画で観たんじゃないかな。
サミー・フレイはもともとチロルのストライクゾーン ド真ん中なもんですご~く印象に残ってる。
また観たいと思ってた。
2017年にDVD化したのかな?HDデジタルリマスター版で観賞。

原作はエマニエル・アルサン(「エマニエル夫人」)の自伝的小説。
↑ほえ~~知らなかったぞーい

監督: ネリー・カプラン
劇場公開日 1977年9月10日


万引きをきっかけに本屋の店主・アレックスと知り合った16歳のシビルは、彼から官能小説を書くよう勧められる。しかし、男性経験のない彼女は執筆に行き詰まり…。


今観たら、え、こんなにエロティックだったっけ?
かなりエロス。
「エマニュエル夫人」の原作者だったらありだわね~
’70年代はむしろ今より進歩的な時代だった。

ハンサムなアレックスは39歳。大人の男の匂い。
彼を手に入れたいと思ったシビルは、執筆のために抱いて欲しいと彼に言う。

学校のスキー合宿をズル休みして、アレックスの家に行く。

”その日”を迎え、大人の男、アレックスが緊張してあたふたするくだりは 萌え~~


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望みを果たしたシビルだったが、本の為にしばらく会わないでおこうと言われる。

やがてシビルは原稿を無事書き終え本が出版されると、一大センセーションが巻き起こりベストセラーになる。
原題の「NEA」は、この本のタイトルなのだった。

アレックスはシビルの姉と付き合い始める。
ベッドで姉に「こどもには興味がない」と言っているのを聞いてしまい・・・

シビルは緻密に作戦を練り、ある日、アレックスに乱暴されたと告訴する。
アレックスは逮捕を免れ逃走したまま消息がつかめない。
シビルは着々と証拠を隠滅する。

はあああああ~ おっとろしいコやで


家は地元の名家、きれいで才能もあるシビル
演じた アン・ザカリアス はぴったんこのキャスティング~~
この時20歳だった。20歳には見えない体型だったにゃ。


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物語の前半、ママと叔母(パパの妹)がベッドで”愛を交わしている”ところを見てしまう。
ママとパパにはもはや愛情はなく、自分に正直でいてほしいとママに言う。
エマニエル・アルサンは、こういうジェンダーにとらわれない、自由な愛の形をこの時代から描いていたのね。

ことほどさように、シビルは寝室を盗み見するのが得意なのよね。
ママの部屋、アレックスの部屋、姉が「NEA」を読みながらマスターベーションしているところも盗み見。
この好奇心が後の成功につながるということでしょうか。

原作者エマニエル・アルサンは、バンコク生まれのタイ系フランス人だったのね。
16歳でフランス人外交官と結婚したというから、たしかにシビルのように早熟であったんでしょう。
そういえば、「エマニュエル夫人」は、バンコク駐在の外交官夫人の話だったっけ。

エマニエル夫人 [Blu-ray]
クリスティーヌ・ボワッソン
KADOKAWA / 角川書店
2017-06-30



===
サミー・フレイはBBと付き合っていたのね。
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テナント/恐怖を借りた男PageTopヘレディタリー 継承

Comment

No title

失礼します

30何年前に、TVの深夜枠で観た記憶ありますよ
原作者アルサンは同年代で、70年余年前の16歳
カトリック土壌の国では早婚でもしないと男女交際に五月蠅かったし
21世紀現在の16歳とは隔世の感ある成熟度だったでしょうね

20歳ザカリアスも、表情が少し大人びた16歳で通ります

サミー・フレイには、BBとの交際以外に
19歳で未婚の母となったステファニア・サンドレッリの娘の実父説流れたような?
交際していたのは事実のようです

■mathichen さん

こんにちはァ。
コメントありがとうございます。

> 30何年前に、TVの深夜枠で観た記憶ありますよ
あらら 同じ時期に観ていたのでしょうか??

> 原作者アルサンは同年代で、70年余年前の16歳
> カトリック土壌の国では早婚でもしないと男女交際に五月蠅かったし
> 21世紀現在の16歳とは隔世の感ある成熟度だったでしょうね

なるほど~

> 20歳ザカリアスも、表情が少し大人びた16歳で通ります

ティーンエイジャーでも豊満な肉体の場合もありますが、
ザカリアスのそんなところがキャスティングの理由だったのかもです。

> サミー・フレイには、BBとの交際以外に
> 19歳で未婚の母となったステファニア・サンドレッリの娘の実父説流れたような?
> 交際していたのは事実のようです

ひゃあ~ BBといいステファニア・サンドレッリといい
サミー・フレイやるなあ。ますます好きになりました。
にしても、mathichen さん、事情通ですねえ。

サミー・フレイ

チロルさん、こんにちは。

ブログのエントランス、ファサードなどがリニューアルされたんですね。
若干、以前のヴェネチアの写真に懐かしい感慨を覚えます。ヴィスコンティの「ヴェニスに死す」を思い出すからでしょうか。

緊急事態宣言が明けないのでお仕事途切れ中で、自宅謹慎中的なので久しぶりにチロルさんのブログに投稿したいと思います。

サミー・フレイにアンテナ反応! 60年代から70年代にかけてのフランス映画界の二枚目の一人ですね。ジャン≂リュック・ゴダール監督の初期の佳作「はなればなれに」でトリプル主演ともいうべき、当時ゴダール夫人だったアンナ・カリーナ(彼女も昨年末に他界されましたが)、クロード・ブラッスール(ソフィー・マルソーのデビュー作「ラ・ブーム」で彼女のお父さん役を演じていたと思う)の三人でカフェのジュークボックスの前で踊るマディソン・ダンス・シーンが有名です。ご参考までに「Bande à part (1964) - Dance scene [HD]」(https://www.youtube.com/watch?v=u1MKUJN7vUk&feature=emb_logo)。音楽がミッシェル・ルグランのオリジナルです(ジュークボックスの前だから入っているレコードの一枚からの曲のようですが、そうではない)。

このころのフランスの二枚目俳優は、アラン・ドロンを別格にしてハリウッド俳優にはない屈折感があってなかなか素敵な男優たちでした。ロベール・オッセン(「個人教授」)、モーリス・ロネ(「太陽がいっぱい」ルイ・マル「鬼火」(入院してアルコール依存症の治療をしていた男の退院後の初めての飲酒を描くのですが、途中知ってか知らずか男たちしか客でないカフェ(ゲイバーみたいなものだと思う)に入ってしまい、絡みつく男たちの視線から誘われたりするシーンがあってドキドキしました)、ジャン・ソレル(「昼顔」のカトリーヌ・ドヌーヴの夫役(ご参考までに「'Belle de jour' (1967), de Luis Buñuel」(https://www.youtube.com/watch?v=Ze1TyqII6Ss))などなどの、トップランナーだったかもです。

長くなったのでこの辺で失礼します。
では、ね。

■フロイントさん

こんにちはァ

> ブログのエントランス、ファサードなどがリニューアルされたんですね。
そうなんす。私も以前のテンプレート、気に入ってたんですが、
サイトのセキュリティ上の問題で、最新のテンプレにやむなく変更です(涙)
最新のは味気ないものばかりです。その分最速らしい。


> サミー・フレイにアンテナ反応! 
お、フロイントさんも? イイネイイネ!

「はなればなれに」
私これ、すっかり見た気になってた。見てなかった~!
ダンスシーン、かっちょぶ~ですね~ 見ようっと。

> このころのフランスの二枚目俳優は、アラン・ドロンを別格にしてハリウッド俳優にはない屈折感があってなかなか素敵な男優たちでした。
いいですね!

モーリス・ロネ「鬼火」未見。
フロイントさんの解説で俄然見たくなりました(笑)

サミー・フレイを見ていると、劇団民藝の伊藤孝雄さんを思い出すのですよ。
伊藤孝雄さんも私のストライクゾーンど真ん中なんです。はあはあします。

伊藤孝雄さん そのほか

チロルさん、こんにちは。今日もひまでして投稿します。

というのも、返信の最後にチロルさんが書いていらっしゃった、(故人ですが)劇団民藝の伊藤孝雄さんへの想起は、まったくその通りだと思います。
その昔、NHKが夜の9時40分から20分間の連続ドラマを「銀河テレビ小説」と称して放映していた時期がありました。その一つに、作家の伊藤整(作家としてより、D・H・ロレンスの「チャタレイ夫人の恋人」を日本で初めて訳した英文学者で、性描写が猥褻だとされたため法廷で闘った人としてのほうが有名かもしれません)原作の小説「氾濫」のドラマ化で美人の奥さんがいるのに演劇専攻の女子学生と不適切な関係を持ってしまう大学教授の主人公を演じていて、知的なハンサムというのは日本の俳優にもいるもんだなと思ったものです。

で、上の投稿への追加情報ですが、「昼顔」はブルジョワのマダムが昼間だけ安い売春宿で売春をするお話です。貧しいからではなく、野卑なブルーカラーの男たちに辱めを受けたいという屈折した欲望の持ち主のマダムを正面の顔が実にノーブルな(横顔が時にみだらな下品な感じになるのでぴったり)カトリーヌ・ドヌーヴがまだ若いのに好演(着ているドレスは当時のごひいきサンローランのオートクチュールです)。そのマダムに本気で惚れてしまう危ない若者ピエール・クレマンティの出現によってその安定した危うい虚構が崩れさりそうになるという危ない話。

「鬼火」はゲイバー的なカフェのシーンのクリップがありませんでした。それで、ご参考までに普通のカフェのシーンです「
Drink Scene The Fire Within (Le feu follet )1963」(https://www.youtube.com/watch?v=wFNLzKTur3M)。音楽はエリック・サティの「ジムノペディ」と「グノシェンヌ」が使われています。

こんな時代だから皆さんにも多少のお楽しみを。ネット限定のサントリーの公共的CMです。リアルにしろヴァーチャルにしろ人とのつながりが大切だというメッセージと、撮影や舞台やステージやショーが無くなって無収入になってしまう俳優・歌手・お笑い芸人の方に仕事をしてもらって多少のギャラを贈るという意図もあるのかと思います。「佐藤健、香取慎吾、吉高由里子ら総勢37名が台本なしのリモート・トーク! サントリー新WEBCM「話そう。みんなで」」(https://www.youtube.com/watch?v=fxAJIA8tSqo&feature=youtu.be)。

そして、腐女子の方には不評と思いますが、長い自粛期間の友達としてゲイ・バイの方へのお楽しみに(なるかなあ?)「2017カレンダー」(https://www.youtube.com/watch?v=kzqHH8CkyWU)という「ポセイドン・ジャパン」という愛称ができる前の水球日本代表選手たちをモデルにしたカレンダーの撮影風景動画です。2015年の撮影風景動画では、たった一人だけですが、ポロパン(ウォ-ターポロ=水球用のパンツ)を脱いでしまってお尻を見せてしまっているという衝撃(?)のシーンがありました。もう削除されていて見当たりませんが。

長くなったのでこの辺で失礼します。では、ね。

■フロイントさん

こんにちはァ。
コメントありがとうございます。

> (故人ですが)劇団民藝の伊藤孝雄さんへの想起は、まったくその通りだと思います。
わわわ~ うれしいです!

> 大学教授の主人公を演じていて、知的なハンサムというのは日本の俳優にもいるもんだなと思ったものです。
いいですねえ。大学教授ぴったり。見たかった。
”知的なハンサム”って今の日本には思いつきませんね。
やっぱり新劇の俳優の存在というのは大きいと思います。

> 「昼顔」
好きな作品です。ブニュエル作品は大方観ています。ブニュエル大スキ!
「メキシコ時代のブニュエル」は昔観たきりで、ブログ記事にはあげていません。「昇天峠」とか。
やっぱり三百人劇場の特集上映で観たと記憶しますが、イメージフォーラムとかだったのかなあ。
ご参考まで
ブログ記事「昼顔」https://agorass424.blog.fc2.com/blog-entry-440.html#more
他のブニュエル作品はPCサイトでしたら、右カラム カテゴリの中に入ってます。現在11作品
https://agorass424.blog.fc2.com/blog-category-46.html


> 「鬼火」普通のカフェのシーンです
ありがとうございます。
サティの「グノシェンヌ」って「時効警察」の音楽に似ている。

> ネット限定のサントリーの公共的CMです。
へぇ~へぇ~こんなのあるんですねえ。
ほんとに最近は他人と会わないので表情筋が死んでるかんじがします。

> 「ポセイドン・ジャパン」
フロイントさん、アンテナ方向広すぎですよー(笑)

全然関係ないけど、私が目下はまっているのはこれです。
Earth, Wind & Fire - "Lets Groove" | Phil Wright Choreography
https://www.youtube.com/watch?v=_zdv23bAINM
運動不足解消のため、なんとかステップをマスターできないかと
画面見ながらやってます。フロイントさんもやってみて!!

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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